【書道部】四ツ屋小学校との不思議な縁

小学生の決意を胸に
 平成29年、大曲仙北地区の書写書道研究会が四ツ屋小学校で開かれました。その際、大曲高校書道部がアトラクションとして書道パフォーマンスを披露しました。研究会に参加した先生方と四ツ屋小学校の全児童がそのパフォーマンスを見守る中、テレビ局が取材に訪れ6年生の児童に感想をインタビューしました。その児童は、「大きくなったら大曲高校に進学し、書道部に入って書道パフォーマンスをやりたい」と思いました。

 その児童は決意を胸に大曲高校に進学し、夢に見た書道部に入部しました。3年生になると彼女は部長として部員たちを力強くまとめ、リーダーシップを発揮し部員の先頭に立ち活動をさらに活発にしました。残念ながら在学中全国大会への出場は叶いませんでしたが、その基礎を築き部活動引退後の昨年秋には後輩たちが北海道東北大会で優勝し全国大会への道を切り開きました。

 そして今年3月、大曲高校を卒業し念願の国立大学へ進学しました。小学校時代に抱いた一つの夢が現実となり、その夢を叶えるために努力し続けた彼女の姿は、私たちに希望と勇気を与えてくれます。

幻の校名板
 大曲高校書道部の顧問の義父と義母は、かつて四ツ屋小学校に勤務していました。義父が校長を務めていた時代、まだ合併前で「大曲市立四ツ屋小学校」の時に学校の校名板を書くように依頼され気合いをいれてその校名板を書き上げました。
 しかし、その後の合併により校名が変更となり、その校名板はその役割を終えることとなりました。書道に対する真摯な姿勢と学校への深い愛情を込めて書かれたその校名板は、たとえその役目が終わっても心に刻まれた特別な思い出として残り続けます。

▲小学生の時の想いを胸に
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