大曲高校では20日と21日の考査終了後、卒業アルバムの個人写真の撮影をしました。教室ではいつもと同じ制服を着ているはずなのに、どこか違う雰囲気が漂います。友達と一緒に鏡の前で制服の襟を正し、ネクタイやリボンの位置を確認し合います。普段は気にしない細かな部分も、この日は特に注意を払いたくなるようです。
そして、カメラの前に立つ瞬間。制服姿の自分が、どのように写真に収められるのかという期待と緊張が入り混じります。カメラマンが「自然な笑顔を見せて」と言うと、頭の中で「うまく笑えるかな?」と自問自答しながら精一杯の笑顔を作ります。シャッター音が聞こえるたびに、少しずつ緊張が和らいでいくようです。
撮影が終わると、ほっと一息つくと同時に、友達と感想を言い合いました。「どんなふうに写ったかな?」と興味津々に話し合うその瞬間も、特別な思い出の一部です。制服での撮影は日常の中にある特別な瞬間を象徴しています。普段の制服姿が、卒業アルバムの中で未来の自分へのメッセージとなるのです。撮影のドキドキ感やカメラの前で感じた緊張、そして友達と共有した時間は、いつまでも心に残る大切な記憶となるでしょう。