大曲高校芸術科書道では「自分の名前が彫られている筆」を特別に注文して使っています。先日、注文していた筆が届きましたので、これから実技の学習に進んでいきます。秋田県内では名前が彫られている筆を使っているのは大曲高校だけです。大曲高校の芸術科では生徒が「音楽」と「書道」から選択して学習します。
書道では毛筆を中心とした学習を計画しています。小学生や中学生では「文字を正しく整えて、読みやすく速く書く」ことを書写で学習しました。高校の書道では書写での学習を基盤として、芸術としての書の表現に挑んだり、多彩な書の美に親しんだりして自己表現をします。確かに用具や基本用筆は同じですが、小学生や中学生と高校では目標が違います。
名前が彫られている筆を使うことで、筆を丁寧に扱い手入れをして大切に使います。筆を大事にする姿勢は、物を大切に扱う意識を育むことにつながります。さらに、愛着がある筆を使うことで創造性や表現力が高まります。